オイル漏れ、白煙が酷いのとことでお預かりしました。
エンジンを車体から降ろす前に、現状のチェックから始めます。
今回は、お客様と相談しエンジンをフルOHすることになりました。
実際に分解していくと、ケースのクラックや割れなどが見られ、溶接&成形の繰り返し作業です。
ミッション周りも分解し細かくドックの状態やクリアランスなどを確認し今回は状態が良かった為、クリアランス調整と研磨を組み上げます。
ピストンは、ディンクスピストンをチョイスしました。
ヘッド回りの内燃機もディンクスで行いリフレッシュです。
最近ではガンコート塗装が増えていますが今回は、オーナー様の好みでシルバーエンジンがいいとの事で、手入れは多少大変ですがウエットブラスト仕上げでにしてあります。
オーナー様は中古車で購入しており、エンジンの仕様が全く分からない状態で乗るのに疲れてしまうとの事を最初にお話ししていましたが、今回のフルOHで格段に変わって乗るのが楽しみになったとの事です。